モモちゃんが来て、はやいもので3週が経ちました。毎週200グラムずつすくすくと育っていて、毎日元気いっぱい走り回ったり甘えています。家の階段昇り降りも頻繁にダッシュしていますが、完全室内飼いのため脱走させないのが飼い主の役目です。モモちゃんの場合、帰宅するとテンションが上がってにゃーにゃー!鳴いてくれますし、テンション極まって爪とぎで爪をバリバリと。まぁ可愛いものです。
お留守番のときのモモちゃんの拠点は2階のリビングです。お留守番の時はそこで自由気ままに過ごさせています。その2階はリビング階段となっているので、なにも策を打たないと、上下の行き来は自由です。リビングにずっといてくれるのであれば問題ないのですが、初めてお家にやってきた時の第一歩が、階段を降りたという事実。
飼い主がいるときは特に問題にはしていないのですが、さすがにお留守番していて、私たちの帰宅時に玄関前にいてビョーンと飛びだしたらと考えると不安はつきもの。
というわけで、モモちゃんが飛び出さないようにするための脱走防止扉をDIYしてみることにしました。
Let’s DIY
まずは今回の猫脱走防止扉に使用する材料です。
- 2×4の木材
- ディアウォール
- 扉の枠になる木材
- ポリカボード
- 蝶番
- 取っ手
- ネジ
- 電動ドライバー
で、いきなりですが完成した猫脱走防止をご覧ください。
制作時間は2時間弱。結果をご覧いただいたところで、細かい説明をしていきます。
柱はディアウォールで傷つけない
まずは柱を設置しました。今回の脱走防止扉の案は、リビング階段の2階から1階へ降りるところに設置して、下に降りられない状態にすることです。扉も必然的に、2階から1階へ降りるところに扉をつけます。
写真を見て分かる通り、このリビング階段に扉をつけるとなると、壁に直接取り付ける必要があります。とはいえ、この家に住み始めてまだ3ヶ月ちょっとしか経っていないので、家に穴を開けるということに抵抗がありました。
なので、家を傷つけることなく柱的になるものを探しにGoogle先生のところへ教えを請いに行きました。各所で猫脱走防止扉を設置している方のブログで紹介しておられ、非常に参考になりました。突っ張り棒を柱にして扉を設置しているもおられましたが、私がやろうと思ったのは、2×4の木材と2×4専用で木材を柱にするためのパーツ、ディアウォールによるDIYでの柱の設置方法でした。
2×4の木材を天井高から-45mmの長さにカットしたものを用意してその木材の上と下にディアウォールを取り付け、あとはつっぱらせるだけで、それが柱となるわけです。ディアウォールはホームセンター1セット1000円でそこまで高いわけでもありませんので、今後DIYを行う時には、非常に役に立ちますね!
ディアウォール本体の説明には2×4の木材を天井高から-45mmと書いていましたが、「-45mmだと少しつっぱりが弱く、補助版を入れる必要がある」というレビューがあったので、今回はホームセンターで木材を購入するときは、天井高の-40mmでカットしてもらいました。
扉部分はスパイダーニャン防止
扉部分には、ポリカボードをつけています。他のDIYで猫脱走防止扉を作られた方は、網戸ではないけれど、強度の高いネットをつけたり、木の丸棒を何本もつけていたリとしていました。猫の特性上、網戸やカーテンによじ登って、スパイダーニャンをすることが考えられたので、それをやって飛び越えられても、逆に後先考えずによじ登っておりれないという状況を作りたくなかったので、つるつるしていてよじ登れないものにしました。
これはニンゲンにも影響のあることなのですが、2階にリビングがあり、敷居のないリビング階段が上にも下にも伸びていると、冷暖房の効率が非常に悪いんです。冷房はすべて下の階に行き、暖房はすべて上の階に行ってしまいます。となれば、エアコンも一生懸命になってしまい、冷風、温風を出し続けて、電気代が馬鹿にならないということにつながってしまうのです。
ですので、この冷暖房の効率をよくするためにも、できるだけ扉部分には隙間のないものを、モモちゃんがスパイダーニャンできないもの、扉の向こうが透けてでもいいので見えるポリカボードを選択しました。
猫脱走防止扉の作り方
簡単にまとめるとこんな感じです。
- 2×4の木材にディアウォールをつけて、柱として設置します。
- 扉部分の枠を作ります。
- 枠ができたらパネルを重ねて、6か所~8か所留めます。(ネジと電動ドライバー必要)
- 高さを調節して、柱と扉を蝶番で接続します。(ネジと電動ドライバー必要)
- 取っ手をつけます(ネジと電動ドライバー必要)
- 完成!
これで、日曜日の午前、2時間弱の作業時間でした。
この扉を作るときに、あえて行わなかったのは、鍵をつけることです。鍵も一応購入したのですが、割と鍵の開け閉めが人の行き来の時に若干面倒くさいのと、立て付けかたのせいでしょうか。扉の上部が、うまい具合にリビング階段都の幅にピタッとはまる感じになり、鍵をつける必要もなかったということです。
失敗したところ
扉の軽さを求めて、扉の枠を細めの木材にしたのですが、ねじとの相性が悪く、ねじを通したところがかなりひび割れてしまいました。枠もしっかり作る場合は、多少重くても、重さと硬さのある木材を選ぶことをお勧めします。
ちょっと気になるところ
完成写真をみてわかると思うのですが、この扉の下に約5cmほどの隙間があります。5cmとなると、いま4か月になったモモちゃんの頭の大きさだと、かろうじて通ることができます。
猫の体の仕組み上、頭が入れば全身通ることができる仕組みになっているので、これでは通過してしまうリスクが秘められています。しかし、そこはモモちゃん!お留守番の時はおとなしく、寝ている時間が多いのを知っているので、すごい勢いで飛び出してくることがないのです。
何度か下を潜り抜けたことはありますが、そのときは遊びに遊んでテンションアゲアゲ!!になりすぎたときにズイズイズイッとすり抜けました。今後、このすり抜け防止策を施す必要はありますが、今のところ、おとなしくしていれば扉を開けることもないので、一安心かなというところです。そしてニンゲンにもメリットがありまして、この扉がついたことで、いまはエアコンの冷房の効きが抜群に上がりました。冷房の28度設定でも、寒く感じることがあるくらいの効率アップです。
完全室内飼いのねこ様のため、エアコンはつけっぱなしで電気代も心配でしたが、最新に近いエアコンということもあって、アホみたいな電気代にはなっておりません。
モモちゃんも安心です!
とりあえず、モモちゃんのためのDIY 第1弾 猫脱走防止扉編は終了です。