TBSラジオクラウド 移行して15日の経過報告

TBSラジオクラウド に移行して15日が経ちました。TBSラジオPodcastが6月30日に終了するということで、その悲しみをここに書きましたが、この15日間について少しご報告したいと思います。何年も続けてきた習慣が大きく変わることによって生じる、歯がゆさをどうぞご覧くださいませ。
結論: TBSラジオクラウド を起動したいとあまり思わないです
いきなり結論から始めてしまいますが、TBSラジオクラウドになってからというものの、なかなか起動することがなくなりました。
Podcastの場合は、昼休みに行く前に、JUNKで放送された番組のコンテンツがダウンロードできる状態になっているので、それをダウンロードしてから昼休みに入るという感じでしたが、その行為がなくなりました。iPhoneのPodcastアプリを開いて、コンテンツをダウンロードして、再生。と、とてもシンプルで簡単だったのですが、ラジオクラウドになったことで、ブラウザを立ち上げ、ラジオクラウドにアクセスし、会員ログインして、クリップした番組ページに進み、コンテンツを再生するという、コンテンツ再生にたどり着くまでの手順が多くなってしまいました。すごく面倒でなりません。
ストリーミング再生によるパケット通信の見えない恐怖
Podcastの場合、コンテンツのダウンロードをするときに通信が発生しますが、会社のネットワーク経由で行っていたので、Wi-Fiで接続している状態、パケットはほぼ使ってない状況。ダウンロードが完了してしまえば、あとは特に通信について気にすることはなかったです。再生する場所も電波の有り無しにかかわらず聞くことができていたので、変なストレスを感じることはありませんでした。
ラジオクラウドにすることで、ダウンロードして再生していたものが、すべてストリーミング再生になり、ネットワーク通信があるところに常にいなければならないという余計なストレスを抱えることになりました。他に、無料のWi-Fiを置いていれば少しは大丈夫かなと思えるのですが、回線のスピード大丈夫かなとか、無料Wi-Fiがないところでは、4G回線を使っての再生なので、聞きまくって、月の半ばにパケット上限に引っかかってしまうのではないか、というこれまた余計なストレスを抱えました。お店によっては地下にあって電波状況が悪く、そもそも再生までたどりつけない、無音か雑音にまみれたの昼休みを過ごしかねなくなりました。
過去のPodcastを再度聞くことを選択するようになりました
ラジオクラウドになったことで、上記のストレスを抱えるくらいなら、過去ダウンロードして、端末に残っているコンテンツを聞いていたほうが良いんじゃないの?という結果になり、特にバナナムーンGOLDは昨年の夏くらいからのPodcastを順番に聞いています。そういえばこういう話していたな。とか2回目を聞いたからこそできる楽しみ方をしています。
聞かなくなった番組ラジオクラウドも
ラジオクラウド開始以降、そこにアクセスする機会が減ったということもあり、聞かなくなった番組をちらほら出てき始めました。
前回の投稿で、Podcastの1週間をさらしましたが、タマフルや日曜天国は決まって毎週聞かなくなりました。タマフルはムービーウォッチメンやババァ、ノックしろよ!のコーナー、サタデーナイトラボと1週間でたくさんのコンテンツを配信してきていましたが、ムービーウォッチメンは約3週分聞いていません。サタデーナイトラボも抜けがあります。
やっぱりオリジナルコンテンツが聞きたい
不毛な議論、めがねびいき、バナナムーンGOLDはPodcast時代は、よほどのことがない限り、本放送とは別撮りのPodcastならではのコンテンツでした。
ラジオクラウドになったことで、本放送のディレクターズカット版になりました。それならば別にラジオクラウドを使う必要もなく、生放送を聞けばいい、録音して別の日に聞けばいい、とにかくあらゆる手段で聞くことができます。
ラジオクラウドじゃないと聞けない!ラジオクラウドを使うことでしか得られないコンテンツでないと、ラジオの聴取率と一緒に共倒れしてしまうのではないかと考えています。先に挙げた、3番組は今からでも遅くはないと思いますし、パケット通信を食いつぶす覚悟の長尺でもかまわないので、これまでのようにオリジナルのコンテンツが聞きたいです。
まとめ
今回のTBSラジオが実施した、Podcastからラジオクラウドへの移行は、久しぶりに気持ちよいくらいの改悪と判断するしかありません。正式なサービスインから15日しかたっていませんが、普及と移行の慣れには時間がかかることでしょう。Podcastを継続して運用していくための予算の負担も大きくて収益が見込めない苦しい状況もよくわかります。1リスナーが偉そうに言うことではないかもしれませんが、運営サイドの都合が非常に大きい改悪であると今のところ思っております。クラウドならではの良さもあるとは思いますが、Podcastがあったころの良いところがラジオクラウドにはまだまだ反映されていませんので、そこをどれだけ近づけるかが大きな課題だと思います。